ゴーンガールは観るスポーツ

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尊いなどと言っている場合ではない。

図1.図2は漫画や映画に一人はいる、「不穏な状況で大興奮しているやつの図」である。彼らは何か不穏なことが起きる度にやたら喜び、オタクのようにはしゃぎまくる。例え世界が滅びかけていても「面白くなって来やがった」だ。私は一般人のため、不穏な状況を見ると普通に気持ちが暗くなる。しかし、私たちがたった150分で彼らの一員になれる方法がある。

 

ゴーン・ガールだ。

今すぐレンタルビデオ屋に走るか、インターネットの動画配信サービスを利用してゴーン・ガールを視聴する。それだけで私たちはもう不穏な状況に大興奮する狂った一団の仲間入りである。

ゴーン・ガールは陽気なガールズムービーではなく、突然失踪した聡明で美しい完璧な妻、エイミーを探す夫のサスペンス映画だ。明るく楽しいシーンは少なく、映像も色味の暗いシーンが多い。しかし、「暗そうな映画は元気な時にしか見れないよ」や「ラスト15分でどんでん返しさせてくるパターンでしょ」などと思っていたら嬉しい間違いだ。

このゴーン・ガールは観るスポーツと言っても良いほどのハイテンションムービーだからである。ハイテンションムービーと言っても、ハイテンションになるのは映画ではなく私たちの方だ。私は以前、踊らないタイプのインド映画を観た時、映画の代わりにEDに合わせて自分で踊ったことがあるが、この映画も同じだ。一度映画を観れば我々のバイブスは天高く上がり、会場は歓声で溢れる。クラブでかけても大盛り上がり間違いなしの神映画だ。

この映画を観た時、私は所々で一時停止をして家族に感想をまくし立てていた。絵に描いたような「不穏な状況で大興奮しているやつの図」の出来上がりである。友達がいるラッキーな人間は、一緒にお酒を飲んで話しながら観ると更に楽しいこと間違いなしだ。

内容に関してはここで書くべきではない。このブログはいつも映画の内容を書かない。内容を書く文章力がないのも大きな理由のひとつだが、ネタバレなしで観て欲しいという気持ちが強い。このブログを見て少しでも興味が湧いたら、ゴーン・ガールを観ることがオススメだ。そして貴方もなるのだ。「不穏な状況で大興奮しているやつの図」に。

絶対に絶対に絶対に君の名前で僕を呼んで 絶対に

 

君の名前で僕を呼んでだ。ついに先日観に行った。

この名前を聞くだけで胸が苦しくなる。ブログを書いている今も苦しくて死にそうだ。これでは生きているのがムチャクチャ楽しいの面目が立たない。改名の危機である。

君の名前で僕を呼んで」は美しい男達の一夏の淡い恋を描いたラブロマンスだが、それを観た者は淡いロマンスどころの騒ぎじゃ済まない。絶世の美少年に蒙古タンメン北極を口移しで胃に流しこまれるような喜びと苦しみを同時に味わうことになる。現に私の胃はまだ焼けている。もっと焼いてほしい。丁度胃も日焼けしたがっていたので一石二鳥だ。

 

この映画の舞台はイタリアのどこかだ。私はディズニーランドとUSJ以外の場所の地理を全くしらないのでイタリアのどの地域なのか全く検討がつかないが、眩しい太陽、青々とした緑、煌めく水辺、美しい少年のいる素晴らしい場所ということだけはわかった。

真っ白な太陽に照らされ鮮やかな陰を落とす街や、原色の木々をスクリーンに映す映画館は冷房が効いていて少し涼しく、暑い夏の爽やかな風の中にいるようで大変癒された。

皆さんは日々、コンクリートジャングルに疲れていないだろうか?豊かな自然を感じたいと思ったことは?そんな時はこれだ。

そんな美しい美しい夏、二人の男が出会う。イタリアのどこかの家で暮らす少年エリオ(ティモシー・シャラメ)と、そこに夏の間だけホームステイにやって来た青年オリバー(アーミー・ハマー)だ。美しい少年と美しい青年が出会うと何が始まるか?恋だ。夏は恋の季節だ。なんて素晴らしい映画だ。私達は日本の映画館にいながらして、世界のどこかの美しい男達の恋を見つめることができる。

皆さんは日々、恋に疲れてはいないだろうか?水々しい恋の煌めきを全身に浴びたいと思ったことは?そんなときはこれだ。

映画を観て存分に楽しんでほしい(本当に楽しい)のであらすじはここまでしか言えないが、とにかく素晴らしい映画だ。私達の望んだ全てがそこにある。

エリオとオリバーが過ごした夏は、私が今まで見て来た夏の中で一番美しくかけがえがないものだ。二人の夏が少しでも長く続くなら、私にはもう夏が来なくても構わない。私は夏生まれだが、誕生日ケーキもプレゼントのニンテンドースイッチもエリオとオリバーにあげてもいい。少ない盆休みも全て全て彼らにあげたい。そんな夏だ。

皆さんは日々、何かに疲れていないだろうか?疲れてなくてもいい。美しいものを見たいと思ったことは?そんな時はこれだ。

 

盆と正月と安室透

安室透だ。とにもかくにも安室透である。

こんなにも安室透で頭がいっぱいになる日が来るとは誰が予想できただろうか。

 

友人と名探偵コナン ゼロの執行人を観てきた。

GWで劇場が混雑しており、近い時間帯の席は最前列以外ほぼ埋まっていたが、私達は時刻をずらすことなく最前列の席を選んだ。

映画を観て安室透を好きになった場合、最前列だと安室透とキスできる可能性がワンチャンあるからである。どんな小さな可能性も逃さない、それがプロのキモ・オタクだ。

 

内容については多くは語らない。ネタバレになるのと、話のIQが高く難しかったためだ。

今作に出てくる登場人物たちは全員東大生なので、全員頭がいい。安室透はもちろん、高木刑事も東大生だ。

無論私は東大生ではないので、警察組織やトリックについて殆ど理解できず、作中で閃きを得たコナンや安室透の「わかったぞ!」や「そういうことか!」の時の表情が笑顔かどうかで問題の解決を判別していた。コナンや安室透が笑っていれば良いことがある。汗をかいていたら、瞳孔が開いていたら良くないことが起きているのだ。簡単なことだ。簿記検定の仕分けの借方、貸方を、お金が増えて「嬉しい」減って「悲しい」で覚えていた超感情論信仰のなせる技である。

 

そして何より安室透だ。安室透がすごくかっこよかったのだ。まず顔がかっこよかった。そして頭も良かった。この時点で完璧である。更にそのかっこいいあむあむがたくさん動いて喋るのだ。

今作は、そんなかっこいいあむあむがたくさん見られるだけでなく、見るだけであむあむと付き合える特典付きだ。オギャアと生まれた時から私たちはあむあむと付き合っていたのである。

この先どんなに辛いことがあっても、どんなに苦しいことがあっても、私達はあむあむと付き合っている。それなら何が起きても大丈夫だ。彼氏がいるから。私達には安室透がいる。大丈夫だ。

 

そんな思いで劇場を出て、友人達とともに安室透とプリクラが取れるプリクラ機で写真を撮った。最新のプリクラ機ではないため画質はあまり良くなかったが、画素数の荒い私達と違い、写真の中のあむあむは高画質で微笑んでいた。

それでいい。 高画質のあむあむに、日本に乾杯だ。生まれてきて本当に良かった。心からそう思える1日だった。

元気モリモリMaurice

皆さんは人生において大切な3つのリスをご存知だろうか。

1つ目はシマリス。理由は可愛いからだ。

2つ目はインドオオリス。インド半島に住む世界最大のリスだ。その大きさは全長1メートルにも及ぶという。準絶滅危惧種に指定されているらしく、貴重なリスと言えるだろう。

そして3つ目だ。

モーリスである。

 

これを言いたいがためだけに15分もリスについて調べてしまった。明らかに時間をドブに捨てている。

しかし、そんなことはどうでもいい。モーリスだ。あのモーリスが再び劇場にやってくるのである。

モーリスは1987年に公開されたイギリスの映画で、20世紀はじめのイギリスを舞台に惹かれ合う2人の青年の恋と苦悩を描いたラブロマンスらしい。

 

この映画は以前から私たちグッドルッキングガイズムービーウォッチング同好会(顔のいい男達の絡みがある映画を好む友人達で作られた会だ。不定期で映画観賞会を開き男と男の絡みについて熱い議論を交わす。)でも是非拝見したいと話題になっていた 。しかし、TSUTAYAやGEOを探し回っても中々見つからず、半ば諦めかけていた。

 

その伝説のモーリスが劇場で拝見できるのである。最高だ。美の全盛期のヒュー・グラントに大画面でお目にかかれるのだ。まだ生まれてもいない1987年が私たちの青春になるのだ。人生何があるかわからない。とにかく最高だ。

4kと言うのもいい。4kが何なのかは存じあげない。しかし、最近目に余るイキリで私の怒りを買っているイキリ弟が「今時テレビを買うなら4k以外ありえないっしょw」とイキっていたのでおそらく質がいいということだろう。イキリ弟の価値は0.1k以下だがモーリスは4kだ。

 

早くモーリスが見たい。今の私の人生に必要なリスはシマリスでもインドオオリスでもない。ただ1つ、1つだけ、そう、モーリスだ。

 

素晴らしい人生

 人生が楽しい。最高である。

 

 こんなことを書いていると「おいおい、Twitterのアカウント名が生きているのがムチャクチャ楽しいのやつが何を分かりきったことを」と思われるかもしれないが違う。実は最近あまり楽しくなかったのである。

 

 大好きなソーシャルゲームも疲れて続けられなくなったし、特に熱中していることもない。  何だかお腹も痛い。(胃腸炎だった)

数週間前に友人と行った人気のあるんだかないんだかよくわからないラブホテルで観たトイストーリーの楽しい思い出だけを誇りにただ呼吸しているだけの毎日だ。

ポケモンの「ラプラスにのって」という歌を聴いて泣き、「ラプラスににも乗れない。どこにも行けない」などの怪文書をTwitterに投稿したこともある。

哀れである。

 

しかし、もうそんな時代は終わった。

止まない雨はない。

明けない夜はない。

 

僕を呼ばない君の名前はない。

 

 

ご覧いただけただろうか。世界の見え方が変わる瞬間を。

実はこれを見て欲しいがためにブログをはじめたので動画を見てくれたらもうこの先は読まなくてもいい。動画を見てくれさえすれば正直前振りも読まなくていい。 

 

ルカ・グァダニーノ監督の映画「君の名前で僕を呼んで」である。

予告編しかみていないので内容はよく知らないが、美少年が美青年と出会い初恋を経験する映画らしい。実に素晴らしいストーリーである。

まず「君の名前で僕を呼んで」というタイトルが素晴らしい。原題は「Call Me By Your Name」と神だが、この素晴らしい題を損なうことなく翻訳してくれた人に感謝をしたい。

数ある呼び名の中で Youを君、Meを僕としたのが実にナイスだ。

これがもし「貴様の名前で我輩を呼んで」なら契約を持ちかける悪魔だし、「お主の名前で拙者を呼んで」なら確実にどちらかが影武者である。この映画のタイトルが「君の名前で僕を呼んで」で本当に良かった。

 

オリバーを演じるアーミー・ハマーも大変美しい。お砂糖、スパイス、素敵なものをい〜っぱい。全部混ぜると出来るのがこちらのムッチャかわいいアーミー・ハマーだ。口から二酸化炭素ではなくシーブリーズを放出しているのではないかというくらい爽やかな爽やか王子と6週間も共に生きるのである。エリオもそりゃ恋に落ちるってもんよ。アミハマの同担として是非エリオには幸せになってもらいたい。日本での公開が楽しみだ。

 

そんなわけで今人生がとても楽しい。最高だ。

それ以前のことは忘れた。それ以前は存在しない。私は今この時に生まれた。とにかく早く4月になって欲しいと願うばかりである。